妊娠初期のマイコプラズマジェニタリウム治療、胎児への影響は?
パートナーがマイコプラズマジェニタリウムに感染していることが発覚しました。
パートナーとは妊活中で生理が来ておらず、妊娠5週目の可能性があります。(検査薬では今のところ反応なし)
妊娠初期におけるマイコプラズマジェニタリウムの治療はどのように行いますか。マイコプラズマジェニタリウムは耐性菌が増えてきていると伺い、使用できる薬剤も限られているのではと考えています。抗生物質は胎児の成長に影響するとネットで拝見し、不安です。
また、妊娠しているか不明ですが、どういった病院(産婦人科など)に行き、どのように説明したら良いでしょうか。
またマイコプラズマジェニタリウムは不妊、流産などの原因になりますか。
御存知のようにマイコプラズマ・ジェニタリウムは抗菌薬が非常に効きづらくなっており、妊娠中の方が安心して使える抗菌薬としてマクロライド系抗菌薬(クラリスロマイシンやアジスロマイシン)が挙げられますが、この有効率は現在10%ほどですので、妊娠中の方の治療は困難なのが現状です。
世界的にこの菌の治療に用いられているのがドキシサイクリンとシタフロキサシン(またはモキシフロキサシン)の併用ですが、どちらの薬剤も妊娠中の方の服用は勧められません。
また、この菌の感染は流早産に関連するとのデータもあります。
現在妊活中とのことですが、まだ妊娠していないとはっきりしたら、お早めに治療に取りかかることをお勧めします。
あなた自身に炎症があれば妊娠しにくいということもありますが、大きく問題になる可能性は低いですよ。抗生物質も安全性の高いものをきちんと選んでくれますからご安心くださいね。
本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。