肺機能低下は間質性肺炎や肺がん?CTで見逃されることはありますか?
毎年の人間ドックで肺機能が引っかかり10年になります。検診後、総合病院で胸のCTを撮りますが異常なしとの事です。
今年の結果です。
・肺活量1.54
・予測肺活量2.60
・努力性肺活量1.54
・1秒量1.240
・1秒率80.50
・%肺活量59.20
・%1秒量57.40です。
側湾症あり、肥満、脂肪肝あり(BMI29)です。念のため過去3年分のデータを添付します。
今年も、念のため精密検査には行きますが何が考えられるでしょうか?
今年の6月に酷い風邪をひき、肋骨を痛め内科と整形外科で診てもらいました。胸郭部、腹部のCTを撮りましたが、異常は指摘されませんでした。
間質性肺炎、肺がんなどCTで見逃されるという事はあるのでしょうか?ものすごく心配です。
ご回答お願いいたします。
肺活量や%肺活量が低く出ているのは、側湾症による胸郭の動きの制限や肥満による呼吸制限が大きな原因と考えられます。過去の風邪や肋骨損傷で胸郭の可動域が一時的に狭くなったことも影響している可能性があります。間質性肺炎や非常に小さな肺がんなど、まれにCTで初期に見えにくいこともありますが、これまでのCTで異常がないことから可能性は低いと考えられます。
精密肺機能検査では、肺の換気能力やガス交換能力まで詳しく評価できるため、現状の原因を明確にし、安心につなげるために受けることが望ましいです。また、姿勢改善や体重管理、適度な運動も肺活量維持に役立ちます。
ご心配なことと存じます。今回のデータの本質は、肺活量いいかえますと換気能力の低下かと思います。胸部CTで異常がないということであれば、肺に異常はないと思われます。そうなると、呼吸時の胸郭の動きや横隔膜の動きがどうなのかということになります。側湾の程度や肥満による横隔膜の挙上などが影響しているのかもしれません。呼吸器内科で専門医のいる総合病院を受診されては
