検査で異常無しのコロナ後呼吸困難、肺の過膨張が原因?
30歳男性です。177cm/59kg。受動喫煙含む喫煙歴無し。
2022年夏に新型コロナウイルスに感染。自宅療養後から現在まで息苦しさが改善しません。
スパイロメトリーの結果を添付いたします。
その他の検査では
- レントゲン: 異常無し
- CT: 異常無し
- 肺拡散能検査: 異常無し (DLCO%予測値112%)
- 呼気NO検査: 異常無し (15ppb)
- モストグラフ: 気道抵抗の若干の上昇
症状といたしましては、例えるなら常に酸素が薄いような感覚があり、呼吸が浅く/早く、特に労作時に息苦しさが酷くなります。
サチュレーションは95~100%の範囲に収まっております。
検査結果だけ見ると肺年齢も20代前半ほどで、むしろ心肺機能は良好とのことなのですが、胸郭部と背部の重苦しさが酷く、常に呼吸を意識してしまっている状態です。
スパイロメトリーの検査結果を見ると残気量及び残気率が上昇しているようですが、これは肺の過膨張が生じておりそれにより息苦しさが起きているのでしょうか?
最近では息苦しさのせいで外出するのも躊躇うようになってしまい、なんとか突破口を見つけたい次第です。
色々検査はされていますし、そこまで重症感がある数字ではないように見えます。
ただ症状があるのであれば、ステロイドの吸入や心因性も考慮して安定剤投与によって改善があるかは試してみてもいいと思います。また後遺症外来受診も検討ください。ただ息苦しさに関しては呼吸器内科が専門と思います。
おつらいことと思います。
息苦しさ= 肺や心臓の病気、ではないことがあります。少なくとも酸欠はなさそうです、また肺の不具合が息苦しさの原因でもなさそうな印象をうけます。
いちど循環器内科で心エコーや不整脈の有無など心臓を評価してもらってはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです、お大事になさってください。
コロナワクチン接種で後遺症が改善するという報告があります。( → https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712(23)00720-8/fulltext )
また、呼吸困難中心の後遺症に炙甘草湯が効いてくれることもあるようです。
ご相談ありがとうございました。呼吸機能は正常の範囲内ですね。心因性の呼吸困難かもしれませんね。心療内科で診てもらった方が良いと思いますよ。お大事になさってくださいね。
心因性の要素はあるような気が致します。心療内科受診は