頬骨骨折の手術後、チタンプレートは除去すべき?
昨年10月に頬骨骨折で観血的整復術を受け、チタンプレートを3か所に固定しています(目の横・まぶた・口の中からアプローチ)。
粉砕が酷く、手術時間は長くかかったそうです。
現在は腫れはなく、しびれ・つっぱり感が少し残っています。
4月の健診で「プレートは取っても取らなくてもよい」と言われ、次の健診で自分で判断する予定です。
メリット・デメリットは調べて一通り理解していますが、実際の臨床経験から、どのような場合に除去を勧めることが多いか、また将来トラブルになるケースがあるかを伺いたいです。
プレートが当たっている部分の痛みや違和感が強いなどの場合は抜釘を行うこともあります。
ただしびれ感についてはプレートの刺激による影響が高いという場合は抜釘によって改善も期待できることもありますが、
抜釘しても残ることもあります。
現時点で皮膚及び口腔内などにトラブルがなければ、抜釘は必要ありません。早期抜釘のメリットはありません。
耳鼻咽喉科医もかかわることがしばしばありますが、副鼻腔炎などの感染をきたした場合には除去することが望ましいです。
逆に感染を起こしたり、違和感などの症状を生じたりしなければ放置する方が一般的かと考えます。
術後1年経過しています。原則としてチタンプレートは抜去する必要はないといわれています。抜去するとしたら、今だと思います。このまま放置すれば、プレートは次第に骨に埋もれて、抜去困難になる場合もあります。違和感を感じているなら、抜去を考えていいと思います。
ご提示のプレートの種類、挿入方法からは、基本的に抜去は視野に入っていないものになると思います。プレートによる刺激症状がある場合のみに抜去が検討されます。抜去による神経損傷などの新規組織損傷の可能性があり、基本的には抜釘は行われないと思います。
基本的に触って、違和感があるなどがあれば、除去は考えますが、それら以外であれば笠智することの方が多いです
