高齢者の手首骨折、ボルトを抜く再手術はすべき?
80歳の母について相談します。
3月に左手首を骨折し、手術をしてボルトで固定しています。
手首は順調に回復して日常生活に不便はないのですが、ボルトは今後どうするのか明確な話はお医者さんからありませんでした。私が足首を骨折した際には、約一年後に再手術をしてボルトを抜きました。
母もいずれ再手術をしてボルトを抜いた方がいいのでしょうか。高齢なので全身麻酔の手術はできればしたくはないのですが…。お医者さんからは今後いつ受診するかもいわれていません。
掌側ロッキングプレートが使用されている状況なのでしょうか。
稀に、プレート、スクリューの刺激により腱断裂が生じる可能性があるため、比較的若年層においては抜去することが一般的です。しかしながら、近年使用されている第4世代のプレートは腱に刺激の少ないデザインとなっており、比較的高齢の患者さんにおいては抜去自体に伴う様々なリスクと腱断裂のリスクを天秤にかけて抜去しない選択とすることも多いと思います。
回答者は手外科専門医ですが、ご提示の年代においては抜去は行なっていません。
プレートによる刺激で痛みがあったり違和感が強い場合は、除去することで症状が改善するということはあります。
あまり気にならない場合はそのままでよいと思います。
手関節骨折のプレート固定後、稀に腱断裂をきたすことがあります。予防的に抜釘することもあります。 担当医に腱断裂リスクをご確認なさって下さい。
問題のない内固定具を抜去するは、実は日本くらいですので、そのまま様子を見て良いと思います。私なら抜去しません。
腱断裂のリスクが少なからずあるので、抜去することは多いです。主治医に確認ください。
入れたままで支障がある可能性があるかどうか、は担当医に確認してみましょう
一般的にはあえて除去する必然性は少ないことのほうが多いと思いますが