五十肩のズキズキ痛と腕のしびれ、運動と安静どちらが良い?
10年前に肩が痛くなって、左肩を垂直に上に真上に上げることができなくなりました。その時は痛いと言う事はありませんでしたが、1ヵ月ぐらい前から左肩が上がらなくなって回すことも辛くなりました。その直後ズキズキ痛くなり、夜も痛い状態が続いています。整形外科に行きレントゲンをとっていましたが、肩関節周囲炎(五十肩だと言われました)しかし相変わらず夜はズキズキしていくら湿布を貼っても、治る気配がありません。なんとなく肩甲骨の周りは痛い感じがしますが、肩そのものも押すと痛いのですが腕そのもの全体が痛いです。10年位前に後盾靭帯骨化症がありますと、整形外科の先生にMRIとCDを撮って様子を見てくださいと言われましたが、なんとなく首の後ろが突っ張った感じもあるのです。周囲の人からは五十肩は1ヵ月で治るという人もいますが、1年経っても治らないと言う人もいて、自然にしておくしかないと言うふうにも言われました。できるだけ肩を動かしたい方が良いと言う人とあまり痛いときにはそっとしといたほうがいいと言う人もいます。残念ながら片腕が痛いだけで、ベッドから起き上がるときの体も右手だけで上がると意外と不便なのです。左肩が痛いとなんとなく右肩も痛いような感じもしてきて、全体的にしびれもあります。このような時は、運動したほうがいいのか、整形外科でリハビリテーションを定期的にやるのがいいのか、スポーツジムに通って体を動かすのがいいのか。どのようにしたら良いか悩んでいる次第です。
肩関節周囲炎、俗に40肩、あるいは50肩と呼称される病態は、肩関節を挙上する筋である腱板という筋の表面に炎症が生じていることが原因で生じます。
腱板上方の鎖骨遠位端および肩甲骨肩峰により形成される庇(ひさし)のようになっている部分(肩鎖関節)と上腕骨の間の空間が加齢変性により狭くなることにより、肩関節を挙上する筋である腱板という筋の表面に炎症が生じてきます。肩関節の可動域制限が生じてきます。インピンジメント症候群と呼称されることもあります。肩鎖関節部に腱板が当たる際にクリック音が生じてくることがあります。腱板に機能障害が生じていている状況において肩関節のアウターマッスルである三角筋に負荷がかかることにより三角筋部(上腕外側部)に疼痛が生じてくることがあります。
保存的に加療を行う、あるいは手術を行う、いずれの場合においても肩関節が固くならないように、肩関節の可動域訓練は重要です。肘を伸ばした状態で円を描くように肩関節をゆっくり大きく回してください。疼痛に応じて円の大きさを変えてください。疼痛が強い場合には消炎鎮痛剤の内服にての治療を行ったり、肩関節の腱板の表面に局所麻酔剤とステロイド剤、あるいはヒアルロン酸を混合した液を注入することもあります。
このような保存療法は3〜4か月程度施行されることが多いと思います。
保存療法で疼痛の軽減が得られない場合には手術が必要となることがあります。ほとんどの状況が関節鏡を使用した手術にて対応可能です。
レントゲン検査では炎症の状態はわかりませんのでMRI検査を行って肩関節の状態を確認してみることが必要となります。
整形外科を受診して診察を受けてみてください。
肩関節疾患の詳しい診察が必要です。肩関節周囲炎とは限りません。専門医診察及びMRI検査エコー検査おすすめします。また、指定難病OPLLの定期的検査もおすすめします。
肩関節周囲炎だと肩の動きが悪くなっており、動きの改善が得られると痛みが落ち着くことも多いです。腱板断裂などないかエコーなどでも確認はして頂くと良いと思います。
ステロイド注射や、運動器リハビリをされた方がいいと思いますよ。
MRIなどの検査をしたのはいつですか?
10年以上経っているのであれば再度、整形外科で検査をしてもらい変化などがないか評価してもらうのがよいでしょう。
リハビリに関しては整形外科の診察の上、指示に従って行うのがよいと思います。
文面の状況であれば、まずは、MRIがある施設の整形外科の受診をされることをお勧めします。
診断がはっきりついていないということであれば、もう一度整形外科できちんと評価をしていただくことからだと思いますよ
記載の状況であれば、まずは整形外科で肩の状態を適切に評価するほうが先決です。