SAPHO症候群の処方薬ロキソニン、胃以外の副作用は?
胸骨が石灰化になり砕け、痛みが2年ほど続いている為、総合病院 膠原病内科で
骨シンチ、血液検査を受けました
SAPHO症候群 と いうことで、
ロキソプロフェン60mg 1日3回
ランソプラゾール15mg 1日1回
1ヶ月間服用することになりました
胃の調子が悪くなりやすいので副作用を心配しておりますが、ロキソニン胃の調子を悪くする他にもどのような副作用がありますでしょうか?
血液検査で炎症数値が高かったようです
ロキソニンで炎症数値が下がるのでしょうか?
SAPHO症候群の症状で、石灰化が進行したり他の部位も石灰化になったり、
痛みが増したり 痛む箇所が増えたりすることがあるのでしょうか?
ロキソプロフェンでは
NSAIDsに共通する代表的な副作用としては、以下が挙げられます。
胃腸障害(腹痛、胃もたれ、吐き気など)
腎機能障害:長期連用や高齢者では注意
発疹・かゆみ:アレルギー反応に注意
めまい・倦怠感
などですね。お大事になさってください。
ロキソニンなどの鎮痛消炎剤は胃腸障害のリスクがあるので、カロナールの方が無難です。1日1500mg以上服用するとロキソニンと同様の作用があるとされています。
鎮痛消炎剤の中では、例外的にセレコックスが胃腸障害が起こりにくいです。
主治医にご相談ください。
ロキソニンだと腎機能障害も気になる場合があります。
石灰化があっても症状が必ずしも出るということでもないですが、炎症が起こって痛みが出ることもあります。
以下、回答させていただきます。
(1)ロキソプロフェンは胃腸障害が一番多い副作用ですが、ほかにも腎臓・肝臓の機能障害が生じることもありますね。ランソプラゾールは胃の副作用予防に有効ですよ。
(2)炎症マーカーはロキソニンのような非ステロイド性抗炎症薬で下がることがありますが、SAPHO症候群の根治薬ではないことに注意は必要ですね。
(3)SAPHO症候群では石灰化や炎症が進行し、他部位の骨に広がることもありますよ。またなんでもお尋ねくださいね。